地震などの災害の際に、倒壊してしまう多くは古い住宅です。古い住宅は1981年の築38年以前のことを指します。
ナゼ、1981年以前の住宅が倒壊の恐れがあるのかと言うと
耐震基準の大きな改正が行われたからです。
住宅の耐震性のカギを握るのは骨組み・構造!つまり躯体の強さなのです。
耐震性が低い=躯体の耐震性が足りない
躯体が弱ければ、軽い屋根材を採用しているにも関わらず倒壊する可能性があります。
また古い住宅には瓦が採用されていることが多いです。
ニュースなどの映像で瓦が散乱しているのを見たことがあると思います。
瓦を屋根に取り付ける方法はいくつかありますが
昔は「土葺き」と言われる方法で瓦を取り付けていました。
瓦は他の屋根材と比べると重いです・・
そして昔の住宅は耐震性が高くないため、重量のある瓦を屋根に固定してしまうと
倒壊のリスクが高まることからあえて落下しやすい設置方法を採用しています。
つまり現在の屋根のように軽い屋根材がしっかりと固定されているわけではないので
地震・余震で瓦が滑り落ちてくる可能性が高いのです。